2024/09/11

組合ニュース-2024.9.11刊(2024年度第1号)

総会成立と新執行部発足
7/17㈬開催の総会が成立しました。4年ぶりの対面での総会となり、活発な意見交換ができました。ありがとうございました。今年度の執行委員会は以下の通りです。
委員長:古川高子
書記長:大石高典
副委員長:荒川慎太郎
執行委員:藤井豪(新)、川本智史(新)、萩原啓一、菊池直子

新規委員からひと言
藤井豪
比較的恵まれた職場環境にあることもあってか、組合加入が遅くなってしまいました。
労働組合の目的は賃金交渉のようなものだけでなく、民主主義が実践されにくい領域としてある会社や学校の民主化にもあると思っています。命令を拒否したり疑問を呈したりすることのできる東京外大をともに作り上げていくことができればと思います。

川本智史
労働者が働く場として魅力的な環境を整備していければと思います。
特に人員補充が不全なため日本人教員に過大な教務・学務負担がかかっていることを問題だと感じます。また外国人教員についても、円安や給与削減のため給与面から今後人材獲得が難しくなると予測しています。
持続可能な職場環境を、組合員の力で勝ち取っていきましょう!

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■マイナ保険証って、切り替えないといけないの?■
Q1 マイナ保険証がないと医療が受けられないのですか?
A   受けられます。
現行の健康保険証で、少なくとも2025年12月1日までは、医療機関にかかることが可能です。マイナ保険証を保持していない場合は、2024年12月2日以降、順次に加入保険先から「資格確認書」が送られることになっています。
病院によっては、読み取りリーダーの不具合等で、「紙の保険証」の提示を求められることもあるようです。

Q2 マイナンバーカードの脆弱性は改善されているのですか?
A   完全に改善されているとは言えない状況です。
マイナンバーカードの脆弱性には、個人情報を紐づける際に操作する側(地方自治体側とデジタル庁側)の人的エラーの側面と、偽造カードによる「番号乗っ取り」の側面があるといえるでしょう。人的エラーについては、2023年9月に個人情報保護委員会からデジタル庁と国税庁に行政指導が入り、その後、研修などを通じて意識啓発を行なったり、人的配置を増やす等の措置がとられているようです。偽造カードによる詐欺(スマホ乗っ取り等)に対しては、偽造対策は十分とられているとし、「偽造カードを見破る方法で対策できる(デジタル相)」とされていますが、実際の被害は後を絶たないようです。

Q3 マイナンバーカードってそもそも任意じゃなかったっけ?
A   本人の申請によって取得するカードです。
そもそも「市民が自分の情報を役所などから引き出すことを簡易にする」ために作られた法律でした。法律の正式名称は「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」で、主体は利用者側である国民(市民)にあります。国や地方自治体はそのための整備をしなくてはいけない、とされている法律です。
現状だと、国が国民(市民)を番号を通じて管理したいように見えてしまいますけどね。

Q4 学生バイトの謝金申請にマイナンバーカードの情報提出は任意と聞いたが…?
A   正確には「任意」ではありません。
「事業者側は提出を求めるが、(学生は拒むことができる」状況です。もちろん提出しないことによって不利益は生じません。また、謝金申請後の提出も可能です。

Q5 マイナンバーカードに期限があるって本当ですか?何度も取り替えないといけないの?
A   カードの期限は10年です。個人の電子証明書の期限は5年です。
10年で再申請する必要があります。また、取得した自分の電子証明書は5年毎に更新する必要があります。

Q6 マイナ保険証も期限切れになるのですか?
A   はい。
マイナ保険証は電子証明書となるので、5年毎に更新が必要です。

Q7 更新はオンラインでできるのですよね?
A   ①はい、マイナンバーカードの更新は、オンライン等で可能です。
ただし、新しいカードの受け取りは、自分の住民票のある地方自治体の窓口に行かないといけません
いいえ、電子証明書の更新はオンラインでは不可能です。
自分の地方自治体の窓口で、手続きします。※保険証はこちらのカテゴリーです。

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<次号 ■学長立候補者討論会を開催準備中■
10月に学長選が行なわれます。組合では、候補者を招いて討論会を開ければと思っています。

2024/08/07

東京外国語大学教職員組合 総会報告

東京外国語大学教職員組合 総会報告

 東京外国語大学教職員組合第62回定期総会を2024年7月17日㈬18時より、対面形式にて開催した。組合員47人のうち、41名から出席あるいは議長への委任があり、過半数の出席・委任となり総会が成立した。議事に入る前に、冒頭で2023年度に組合員一括加入をした「こくみん共済」のサービスに関わるレクチャーが共済のゲスト参加者からあった。

 古川執行委員長による情勢分析の説明、続いて菊池執行委員から2023年度の決算案の説明が、それぞれ配布資料に基づいて行われた。決算報告については、監査も終わっており、監査の川村組合員からその旨の報告と赤字決算についての注意喚起がなされた。菊池委員からは、赤字の決算内容になった理由として「こくみん共済」の掛け金が組合員の平均年齢が予想よりも高かったために想定以上の出費になったことについて、説明があった。次に、古川執行委員長より、2024年度の活動方針と予算案の説明が配布資料に基づいてあり、全員一致で承認された。

 とくに2024年度の活動方針や個別の方針案について、活発な質疑応答が行われた。
 大川組合員からは、政財界が要求する「稼げる大学」像に対して、あえて「稼がない大学」、「稼ぐ」ことを目的としない大学の存在意義についてより説得的にアピールしていく必要があるのではないかという意見があった。
 藤井組合員からは、多くの提案と意見が出された。まず、組合員の数が少ないことをどう解消するのかを考えるべきだという意見が出された。とりわけ、事務職員や非常勤職員の数が少ないので、これらの構成員の加入を進める必要性が議論された。そのために、組合の教職員のニーズに応答できるような対話の場が必要であること、組合が大学当局とのインターフェイスとなって諸種の情報を伝える役割を果たす必要性がある。これらを改善するためには、組合ニュースの職員への配布方法を工夫(手渡す、掲示板を事務棟でだれもが見える場所に作る)したり、よりフランクに参加できる対話の場を作ることなどが重要で、広く間口をとって教員や一部職員だけではなく学生を含めた構成員誰もが参加しやすい集まりを催すアイデアなどが共有された。関連して、藤井組合員からは、大学自治が危うくなっている現状に至る前に、学生自治が大学から消えていった経緯を振り返り、大学を共に構成する学生・院生との連携をはかるべきではないかという方針提案があった。
 川本組合員からは、円安状況が続く中で、給料が事実上大きく目減りしている外国人教員の苦境について言及があり、外国人教職員の待遇改善を活動方針に加えるべきだという意見が出された。
 テニュア・トラック制度の見直し・再検討に関わる意見も、同制度に関わった経験のある複数の組合員から意見が出された。労働者の立場からテニュア・トラック制度のメリットが見えない中で、制度の廃止もしくはテニュア・トラック教員の立場に立った制度の見直しを要求していくことが提案された。
以上

2024/07/03

組合ニュース-2024.07.03刊(2023年度第7号)

東京外国語大学教職員組合 第62回 定期総会
7月17日㈬18時~ 留日センター1F交流室
対面にて開催。総会後、新入組合員の歓迎会として懇親会もあります。是非ご参加ください。

東京外国語大学教職員組合員 各位
 第62回東京外国語大学教職員組合定期総会を開催します。総会の成立には(委任状含めて)定足数を越えるご参加が必須となります。あらかじめ出欠票/委任状を、次のフォーム(https://forms.gle/WCi917nNw4MKrSUH8)にてご送付ください。
 久しく対面で総会を開催していなかったため、コロナ禍以降に組合に加入された方と、なかなかお会いする機会がない状況でした。今回はそうした新組合員への歓迎の意も込めまして、部局を超えた人的交流ができればよいと願っています。是非ご参加いただければ幸いです。

2024/05/15

組合ニュース-2024.05.15刊(2023年度第6号)

送別会開催 2024年3月6日(水)18時~20時 留日センター1F集会室
水野善文先生・吉本秀之先生・吉田ゆり子先生・八木久美子先生
 2023年度で退職する組合員を囲んで、立食形式で送別会を開きました。久しぶりに、部屋のあちこちで話に花を咲かせる光景が見られました。また、それぞれの退職者からは、これまでの思い出や苦労話、組合での活動や大学への思い、今後への期待などが語られ、その場で直接交流することの楽しさを改めて実感しました。
 長い間、組合活動へのご尽力、ありがとうございました。

■知っていましたか?超過勤務(残業)◆◆◆月単位では30分未満に手当なし■
 外語大では一日の残業を「1分単位で」カウントしますが、月単位で集計した結果、30分未満には残業手当は支給されません。そのかわり、30分以上を1時間とカウントします。(30分の残業を1時間の残業とみなします。つまり、その月の残業が2時間29分であれば2時間となり、2時間30分であれば、3時間となります。)この「時間の切り下げ/上げ」は雇用側の経理作業の負荷軽減と労働者側への残業時間の便宜を理由に労基法上認められており、就業規則にも掲載されています。
 多くの職員(正規も非正規も)はタイムスタンプを通じて勤怠管理されているため、自分でも勤務時間を確認することができます。月末が近くなったら、自分の残業時間を必ずチェックするようにしましょう。
(なお、残業が発生する場合、上長にその都度申請し、通常、問題なく認められるはずです。万が一、残業申請が却下され仕事が山積みになっていく、あるいは、残業しているのに残業扱いにならないなどの場合は、すぐに相談してください)
※労働裁量制の教員の場合、超過勤務とされるパターンが限られてくるようです。休日出勤が続いて困る、家での時間が取れない、などあれば相談してください。

2024/02/14

組合ニュース-2024.02.14刊(2023年度第5号)

水野善文先生・吉本秀之先生・吉田ゆり子先生・八木久美子先生 お疲れさまの会 開催!

これまでの組合へのご貢献、ありがとうございました。
長年のご研究や教育活動、お疲れさまでした。
東京外語大学教職員組合主催で、対面にて送別会を開催します。

2024年3月6日(水) 18:00~20:00
@留日センター1F交流室

今回は、以前の形に戻して立食パーティーの形式で、送別会を開催します。
思い出話に花を咲かせ、これからのことを語り合う、そんな時間を一緒に過ごしましょう。

東京外国語大学教職員組合 執行委員長 古川高子

組合員以外の方も大歓迎です!人数把握のため、申し込みをしてください。
参加者は2月25日(日)までに下記URLから回答してください。

■24年4月より、団体保険(こくみん共済)へ加入します■
福利厚生の一環として、病気や事故に対応する保険へ加入することになりました。(保険費は月々の組合費に含まれます。)つきましては、後日、名前、生年月日、住所、連絡先などのフォームを作りますので、ご記入ください。
※日々の業務で不明な点や不安なことがありましたら組合にご相談ください。