2019/05/31

東京外語大教職員組合小史 (1)


東京外語大教職員組合小史 (1)

組合ニュース 2018年度第6号 2019年4月22日 より)


 組合室(630)には、外語大教職員組合結成時(1962年6月)から発行されたニュースや討論資料、団交資料など関係書類のファイルが書架に並べられています。貴重な資料なので、ニュースの記事を紹介しながら、組合の歴史を綴ってみようと思い立ちました。幸い執行委員会でなんとなく了解を得たので、これから少しずつ連載いたします。なおこれらの資料については、電子化して保存していく予定です。


 資料はB5サイズの紙ファイルで綴じられ、それぞれ通し番号が打たれています。ちなみに通し番号0(ゼロ)をみると、結成直後のニュースのあと、職場の勤務実態調査、人事院との闘争報告などのあと、ただちに1969年の大学立法反対闘争(「大学立法粉砕闘争」)のとりくみ、全共闘学生とのかかわりあい、などの討論資料が中心になります。つまり62年から68年までの時間が飛んでいます。その理由は不明です(1960年の日米安保闘争のあと、国内の学生組織や組合の多くは政治分裂を経験していますから、そうした事情が結成当時のいきさつに反映していたのかもしれません)。また69年当時のニュースや討論資料からは、外語大職組の当時の主流派は反日本共産党系だったようですが、日本共産党色の強い東京地区・関東地区の懇談会にも参加していて、大きな政治の路線論争のなかで、小さな組合が、ぶつぶついいながら舵とりしているようすがうかがえます。そんなこんなの記事を、私の関心に偏らないように紹介してみたいと思います(T)。